3年ぶりの大会V狙う池田 谷口は史上初の3連覇なるか
2013年10月23日(水)午後1:04
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選手会長の池田勇太が思い入れの強い地元大会で久々の勝利に燃えている。
国内男子ツアーのブリヂストンオープンゴルフトーナメントは24日、千葉県の袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コースを舞台に開幕。2009、10年のブリヂストンオープン連覇を含むツアー通算10勝を誇る池田だが、最後に優勝したのは昨年のキヤノンオープンと約1年近く勝利の美酒を味わっていない。選手会長としてコース内外でも多忙な日々を送る今季はトップ10入り2度(17戦出場中)と不本意な成績が続いているが、幼いころから観戦に訪れているという地元大会でホストプロとして3年ぶりの優勝を目指す。
ディフェンデング・チャンピオンの谷口徹は大会史上初の3連覇に期待がかかる。昨季は藤田寛之とのアラフォー対決に最終日18番の3打目をカップインさせるイーグル奪取で決着をつけた。結局、賞金王争いでは激戦の末に藤田に敗れたが、若手主体となっていたツアーに旋風を巻き起こした谷口。今季はトップ10入りこそ3回あるが、未勝利と今ひとつの成績が続いているだけにベテランの強さをここで再び見せたい。
また、米男子ツアーを主戦場とする今田竜二も参戦。中学生の頃に単身渡米して以来、ずっと米国で戦い続け、ツアー1勝している今田も2013シーズンはシード権を逃し、出場できた7試合のうち予選を通過したのはわずかに2試合だけだった。米ツアー下部のウェブ・ドットコム・ツアーにも10試合出場したが、こちらもトップ10入り(8位タイ)が1試合あるものの6試合で予選落ちと不本意な成績に終わっている。それだけに今月初旬のコカ・コーラ東海クラシック以来となる国内ツアー参戦で自信を取り戻したいところだ。
その他、日本オープン優勝の小林正則は左足親指切創のため急遽欠場が決まったが、小林に逆転負けを喫し単独2位に終わった小田孔明、3位タイに入って存在感を示した片山晋呉らが出場。池田同様ホストプロで日本オープン7位タイと好調の薗田峻輔、ツアー初優勝を狙う宮里優作らも気合が入っている。