現地時間21日にミシシッピー州のフォールンオークGCを舞台に開幕する米チャンピオンズツアーのミシシッピーガルフ・リゾート・クラシックで、コリン・モンゴメリー（スコットランド）が悲願のシニア初優勝に挑む。

　欧州ツアーで8度賞金王に輝く実力者ながら、なぜかアメリカでの優勝に縁がないモンゴメリー。昨年には世界ゴルフ殿堂（ワールド・ゴルフ・ホール・オ ブ・フェイム）入りを果たしているが、ここ7年ほど勝ち星から遠ざかっている。しかし前週の東芝クラシックでは最終日に9アンダー62の猛チャージを見せ シニア初Vにあと一歩（2位タイ）と迫るなど現在絶好調だ。

「そうだね。最後にヨーロッパで勝ったのが2007年だからもう6年以上経ってしまった。久々に勝ちたいね。心から勝ちたいと思っている」と言うモンゴメリーは90年代の栄光再びとアメリカ初Vに照準を合わせている。

　だが今大会はフィールドが厚い。昨年単独2位に終わった雪辱を晴らすべく参戦する賞金ランク＆チャールズ・シュワブカップ1位のベルンハルト・ランガー （独）をはじめ、ディフェンディング・チャンピオンのマイケル・アレン（米）、前週優勝のフレッド・カプルス（米）ら強豪が揃って出場。また、普段はレ ギュラーツアーの解説者を務めるニック・ファルド（英）が久々にファンの前に勇姿を現すことも話題の1つ。

　そんな豪華なメンバーに混じって日本からは井戸木鴻樹がただひとり参戦。シニアPGA選手権チャンピオンとして念願のツアー2勝目を目指す。