チャールズ・シュワブカップ王者争いの先頭を走るケニー・ペリー（米）が絶好のスタートを切った。

　残り2試合となった米チャンピオンズツアーは現地時間25日、テキサス州TPCサンアントニオを舞台にAT＆T選手権が開幕。第1ラウンドが行われたこの日8バーディ、1ボギーの7アンダー65をマークしたペリーが単独トップに立った。

　首位と1打差の単独2位にトム・パーニスJr.（米）、2打差の3位タイに同カップのポイントレースで2位につけるベルンハルト・ランガー（独）とアンダース・フォースブランド（スウェーデン）が続く展開。

　賞金王レースではランガーが1位でペリーが2位。しかし成績をポイントに換算して年間王者を競うチャールズ・シュワブカップポイントランキングではペリーが1位でランガーが2位につけている。ペリーにしてみれば何としてもランガーの2冠だけは阻止したいはず。好スタートを生かし7月の全米シニアオープン以来となるシーズン3勝目に向けエンジン全開で突き進みたいところだろう。

　一方、日本勢唯一出場の井戸木鴻樹は今週もスタートダッシュならず。3バーディ、4ボギーの1オーバー73止まりで44位タイと出遅れた。次週行われる最終戦に出場するためには今大会終了時点で賞金ランキング30位以内に入っていなければならないが、現在井戸木の順位は31位。今大会に一発逆転がかかっているが……。残り2日の巻き返しに期待したい。