F.カプルス今季初V王手! 年間王者争いはK.ペリー有利
2013年11月3日(日)午前10:28
先月アメリカで開催されたザ・プレジデンツカップのキャプテンとしてチームを勝利に導いたフレッド・カプルス(米)が、他の追随を許さぬ盤石なゴルフで今シーズン初優勝をぐっと手元に引き寄せた。
年間王者の称号と100万ドル(約1億円)の特別ボーナスがかかった米チャンピオンズツアー今季最終戦、チャールズ・シュワブカップ選手権は現地時間2日、カリフォルニア州のTPCハーディングパークを舞台に第3ラウンドの競技を終了。前日トップに立ったカプルスが4バーディ、1ボギーの3アンダー68にスコアをまとめ、通算15アンダーで単独首位の座をキープ。単独2位につけるマーク・オメーラ(米)に5ストロークの大差、3位タイのトム・レーマン(米)、ピーター・シニア(豪)らに6打差をつけ、シーズン初、ツアー通算9勝目に王手をかけた。
今季のカプルスは2位(タイを含む)に4度入っているが、惜しいところで優勝を逃し続けている。しかし、ザ・プレジデンツカップのキャプテンという重責を果たしつつ、レギュラーツアーでも予選落ちはなし。マスターズで13位タイに入るなど健在ぶりを見せつけるカプルスだけに逃げ切る公算が高くなってきた。
この戦況は年間王者(チャールズ・シュワブカップ)争いをするケニー・ペリー(米)にも優位に働きそう。目下同ポイントランキング1位のペリーと2位のベルンハルト・ランガー(独)はともに通算7アンダー7位タイに並んでいるが、ランガーがペリーを逆転するには優勝が必須条件。カプルスとの8打差を考えるとどうやら年間王者のタイトルはペリーで決まりといえそうだ。
だが、賞金王のタイトルは依然ランガーが本命。泣いても笑っても残り1日ですべてが決まる。