撃沈タイガー、ライダーカップ出場は微妙…?
2014年7月21日(月)午前2:37
- この記事のキーワード
腰痛の手術を受けて長期離脱していたタイガー・ウッズ(米)の今年初めてのメジャーは不本意な成績に終わってしまった。
米男子ツアーのシーズンメジャー第3戦、第143回 全英オープンは現地時間20日、英国のロイヤル・リバプールGCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。初日10位タイとまずまずのスタートを切りながら、2日目『77』、3日目『73』を叩き58位タイから巻き返しを誓ったタイガーだったが、最終日も思うようなゴルフが出来ずフラストレーションが溜まる一方となってしまった。
「ミスが多すぎた」と本人が言う通り、3つバーディを奪ったもののボギーを4つ、ダブルボギーを1つ叩いて3オーバー75と崩れたタイガー。通算6オーバーで単独69位の下位に沈んだが「とりあえず4ラウンド完走した。ミスは多かったけれど、術後3か月全く練習出来ていなかったから仕方ない。これから本格的に練習に打ち込めば必ず良くなる」と前向きなコメントを口にした。
気になるのは今年の欧米チーム対抗戦ライダーカップ(9月26?28日/スコットランド、グレンイーグルス)に間に合うのか? ということ。現在タイガーはライダーカップのポイントランク72位と、自力で出場権を得るのはもう難しい。となるとキャプテン推薦に頼るしかないのが現実だが…。
米チームのキャプテンで、最終日に4アンダー68をマークして51位タイ(通算1オーバー)でホールアウトしたトム・ワトソン(米)は「タイガーの体調が戻ってゴルフの調子が上がってくれば選ぶ」と断言しているが、今後タイガーが出場を予定しているのはWGC-ブリヂストン招待(7月31?8月3日/オハイオ州、ファイアーストーンCC)と全米プロゴルフ選手権(8月7?10日/ケンタッキー州、バルハラGC)で、フェデックスカップのプレーオフシリーズにはその2試合でポイントを荒稼ぎしなければ進出することが出来ない。キャプテン推薦の枠は3人。タイガーが結果を出してくれなければワトソンは難しい決断を迫られることになる。
「キャプテンが決めることだから静観するしかない。ワトソンは現時点でベストの12名を選ぶだろう。もちろん自分もその一員に入りたいと思っている」とタイガー。果たしてライダーカップまでに完全復活をアピール出来るのだろうか?(STATS-AP)
≪全英オープン放送予定≫
http://www.golfnetwork.co.jp/original/THEOPEN2014