呉が大会初代王者に王手! 石川、16位タイ浮上
2013年11月9日(土)午後3:18
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9日、国内男子ツアーの新設大会 HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP in 霞ヶ浦(茨城県、美浦ゴルフ倶楽部)の第3ラウンドが終了。前日トップタイに浮上した呉阿順(中)が通算15アンダーまでスコアを伸ばし、単独トップに躍り出た。
通算11アンダー2位タイに9月のANAオープンゴルフトーナメントに次ぐ白星を狙う小田孔明と金亨成(韓)の2人。未だツアー未勝利の宮里優作がV圏内の通算10アンダー単独4位、通算9アンダー5位タイに、前週マイナビABCチャンピオンシップで涙の復活優勝を遂げた池田勇太、昨季賞金王の藤田寛之、桑原克典、李京勲(韓)の実力者が続いている。
大会初代王者を狙う呉は、出だしの2番パー5で3打目のアプローチを直接ねじ込むチップインイーグルを奪取。スタートダッシュに成功して勢いに乗ると、6、7番では連続バーディをマークし、混戦を一歩抜け出した。後半も15、16番でバーディを重ね、1イーグル、4バーディ、ノーボギーの「65」。完璧なゴルフで後続を4ストローク突き放し、今季初勝利の王手をかけた。
一方、前日通算3アンダー20位タイにつけていた石川遼はムービングデーの第3ラウンドにスコアを伸ばしたかったが、4バーディ、2ボギーの2アンダー69止まり。片山晋呉と並ぶ通算5アンダー16位タイとわずかに順位を上げたものの、首位と2桁ストローク差となり、2012年三井住友VISA太平洋マスターズ以来の祝杯には厳しい状況へ追い込まれた。