石川、18番池ポチャで一歩後退… 松山12位タイ浮上
2013年11月15日(金)午後4:32
2010、12年に次ぐ大会3勝目に向け、初日好発進を切った石川遼だったが、最終ホールで試練が待っていた。
国内男子ツアーの三井住友VISA太平洋マスターズは15日、静岡県の太平洋クラブ 御殿場コースを舞台に第2ラウンドの競技を行い、前日首位タイグループと1打差の6位タイにつけた石川は最終18番で池に2度入れるまさかのトラブルで2アンダー70と大ブレーキ。通算7アンダーは順位こそ6位タイと変わらないが、単独首位の小田孔明との差を4ストロークに広げられた。
アウトスタートの石川は、出だしの1番で幸先良くバーディ奪取に成功すると、打ち下しの4番パー3ではピン左奥1メートルにつけバーディ。その後6番でバーディを重ねると、8番ではボギーを叩いたが、直後の9番で3メートルのバーディパットを沈めて3アンダーで折り返す。雨が強まった後半は一転我慢のゴルフとなったが、14番パー4ではセカンドをピン側50センチにつけるスーパーショットでバーディを奪い通算9アンダーまでスコアを伸ばした。
ところが、その後パーセーブを続けて迎えた最終18番。1打目でフェアウェイ中央を捉えた石川だったが、果敢に攻めた2打目はわずかにグリーンに届かず池につかまる。池の左手前にドロップしての4打目はピン付近に落ちたものの、傾斜で再び池に戻り、このホールをダブルボギーとして2アンダー70でフィニッシュ。ラウンド後は最終ホールを悔やみながらも「良いプレーは出来たと思う。ここからが勝負なので追い上げていきたいと思う」と気を引き締めた。
上位陣は、通算11アンダーの単独首位に小田、通算9アンダー2位タイに谷原秀人と片山晋呉、通算8アンダー4位タイに川村昌弘と山下和宏がつけている。
一方の背中痛が心配される松山英樹は、アウトスタートの前半にダブルボギーを叩いたものの、後半14番からの3連続を含む8バーディを奪うなど4アンダー68で回り、通算5アンダー12位タイまで浮上。前日1オーバー73の52位タイと出遅れた池田勇太もこの日のベストスコア6アンダー66をマークして松山と同じ12位タイで決勝ラウンド進出を決めた。