国内女子ツアーの今季第3戦 Ｔポイントレディス ゴルフトーナメントは23日、佐賀県の若木ゴルフ倶楽部を舞台に最終ラウンドの競技を終了。3バーディ、2ボギーの1アンダー71にスコアをまとめた昨季賞金女王の森田理香子が通算8アンダーとし、単独2位の原江里菜に4打差をつける圧勝で今季初勝利を飾った。

　単独首位で出た森田は、6番と8番でボギーを叩き、スコアを1つ落として前半を終える。しかし、後続との差が縮まって迎えた後半に勝負強さを発揮する。13番でバーディを奪うと、14番でもバーディ奪取。その後はパープレーが続いたものの、終わってみれば圧勝でツアー通算7勝目を手にした。プレッシャーを感じる中での今シーズン初勝利に「3試合目で早くも1勝できて、嬉しく思っています」と、森田本人も胸を撫で下ろしていた。

　一方、首位の森田と1打差でスタートした原は、8番でダブルボギーを叩くなど2つスコアを落として通算4アンダー単独2位。初日首位タイ発進を切った21歳の福田真未はバックナインの2バーディで通算3アンダーとし、開幕戦を制したO.サタヤ（タイ）と並ぶ3位タイでフィニッシュした。

　その他上位陣は、通算2アンダー5位タイに昨季賞金ランキング2位の横峯さくら、藤田幸希、西山ゆかり、福嶋浩子ら。16歳アマチュアの永井花奈（日出高1年）は通算1アンダーで馬場ゆかり、イ・ボミ（韓）らと並ぶ10位タイに入る大健闘を見せた。

　尚、大会連覇と2週連続Vに挑んだ一ノ瀬優希は通算4オーバー38位の下位で終戦。ホステスプロの木戸愛も通算7オーバー46位タイで3日間の競技を終えている。