2009年国内女子ツアー賞金女王の横峯さくら（28歳）が22日、結婚したことを自らのブログで発表した。

　お相手はメンタルトレーナーの森川陽太郎氏（33歳）。2年半前に交際をスタートさせたという二人がゴルファーとトレーナーとしてコンビを組み始めたのは昨シーズンのフジサンケイレディスクラシックからで、それからちょうど1年後の同日に婚姻届を提出した。

　09年に女王に輝いた横峯だが、12年はプロデビューの04年以来となる未勝利に終わるなど苦しんだ。そんな中、影から表から横峯を支えたのが森川氏だった。コンビ初戦のフジサンケイレディスで単独2位に入ると、翌週のサイバーエージェント レディスゴルフトーナメントで約2年ぶりのツアーVを果たす。

　9月のマンシングウェアレディース東海クラシックでツアー通算20勝目を達成。翌月のNOBUTA GROUP マスターズGCレディースでシーズン3勝目を飾った際には、しきりに「OKラインを下げる」という森川氏の提唱するメンタルトレーニングの効果を口にしていた。結局、森田理香子との賞金レースでは一度は横峯が逆転したものの、最後は僅差で敗れ2度目の女王タイトル獲得とはならなかったが、それでも伸び悩んでいた横峯にとって復活のカギを握っていたのが森川さんだったのは明らかだ。

　現段階で妊娠はしておらず、当面はプレーを続ける予定だが、その一方で「彼は仕事をしていると食事も忘れてしまうような人なので、栄養面も考えて料理を作り、彼を支えていけたらいいなと思っています」（ブログより）と、近い将来サポート側に回ることも匂わせている。

　残り少ない日々にかけるかのように今季はこれまでとは一転して海外にも積極参戦しているが、今回の結婚をみれば横峯の人生設計ははっきりしているようだ。