帝王ジャック・ニクラウス（米）が母校オハイオ州立大学ではなく、孫のいるフロリダ州立大学を応援していたことが話題になっている。

　米オハイオ州コロンバス出身のニクラウスは、地元の名門サイオトCCでゴルフの腕を磨き、メジャー18勝。“帝王”と呼ばれるまでになった。コロンバス近郊にミュアフィールド・ビレッジGCを作り、そこを舞台にザ・メモリアル・トーナメントを開催してホストを務めている。

　だが、孫のニック・オレアリーくんがチームの一員として活躍するフロリダ州立大と、母校が激突したアメリカンフットボールの試合では、バーバラ夫人とともにフロリダ州立大を応援していたことを告白したのだ。

　先週行われたセレブリティーズ・フォア・キッズ・ゴルフクラシック前夜に「私はオハイオの男だけど、血はほかの何よりも強いからね」と語ったニクラウス。「ゴルフは大事だけどゲーム。人生ではない。家族は人生そのものだからね」と、家族を大切にするニクラウスらしいコメントを残した。

　それにしても、どの大学を応援するかということまでがニュースになってしまうあたり、さすがは帝王だ。