石川、時差ボケも3差15位タイ好発進! 首位は片山&藤田
2014年4月24日(木)午後7:04
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時差ボケなんてなんのその! 石川遼が好スタートを切った。
国内男子ツアーのつるやオープンゴルフトーナメントは24日、兵庫県の山の原ゴルフクラブ 山の原コースを舞台に第1ラウンドの競技を終了。5アンダー66をマークした片山晋呉と藤田寛之がトーナメントをリードする中、2014年国内初戦に臨んだ石川が首位タイの2人に3打差の15位タイとまずまずの位置につけた。
現地時間20日に終了した米男子ツアーのRBCヘリテイジ後、22日に日本に帰国したばかりの石川は、大会前日のプロアマ戦には姿を現さず、疲労と時差ボケが心配されていた。アウトスタートの前半は、何度もバーディチャンスにつけながらなかなか決め切れずに嫌な流れに陥ると、5番パー3でボギーを叩き1オーバーで折り返す。
しかし、後半に入ると一転。12番パー4のチップインバーディをきっかけに、15番パー5では2オンに成功して楽々バーディ奪取。さらに最終18番では第2打で、ピンそばにつけるスーパーショットを披露するなどバーディで締めて2アンダー69で初日の競技を終えた。本大会出場は2年ぶり、過去11位タイ(2010年)が最高と未だトップ10入りがなく決して得意な大会とは言えないが、残り3日間でさらに上位進出を果たし、米ツアーでの1年を経て成長した姿を見せつけたいところだ。
一方、石川と同組で回り前週の東建ホームメイトカップで“年またぎ”の国内連勝を達成した宮里優作は出遅れた。出だしの1番からボギーが先行すると、後半やや盛り返したものの、3バーディ、4ボギーの1オーバー72で61位タイ。それでも優勝を飾った前週大会でも初日は首位と5打差の55位タイ発進と出遅れただけに逆転はまだまだ可能だ。2日目以降のチャージに期待したい。
上位陣は、首位タイの片山、藤田に1打差の3位タイに池田勇太、谷原秀人、甲斐慎太郎ら5人、2打差の8位タイに今季ツアー開幕戦のインドネシアPGA選手権を制した松村道央、重永亜斗夢ら7人。石川と同じ15位タイに宮本勝昌、武藤俊憲、深堀圭一郎ら10人がつけている。
一方、昨季大会の初日に「62」をマークしてエージシュートを達成した尾崎将司は、5オーバー76を叩いて124位タイ。石川、松山世代で日本ゴルフツアー機構(JGTO)の会長推薦枠で出場している注目の大堀裕次郎は8オーバー79の大乱調で138位タイと大きく出遅れた。