38歳になったタイガー
2013年12月31日(火)午後0:02
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タイガー・ウッズ(米)が38歳の誕生日を迎えた。
1975年12月30日生まれのタイガーは、2013年に米男子ツアー5勝を挙げてプレーヤー・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手賞)を獲得。私生活でもアルペンスキーのトッププレーヤー、リンゼイ・ボン(米)との交際をオープンにし、別れた前妻が引き取った2人の子供たちとも定期的に会うなど充実した生活を送っている。
本人は満足感を前面に押し出しているが、待望のメジャー通算15勝目に手が届かなかった1年でもあった。
2013年最後の試合となった、自らホストを務めるチャリティイベント、ノースウェスタン・ミューチュアル・ワールド・チャレンジ終了後、タイガーが自身のウェブサイトで書き綴ったのは、大きな希望とともに2014年を迎えるということ。特にメジャー大会4試合のうち3試合が優勝を経験したコースで開催されることを強調している。マスターズのオーガスタナショナルGCの他に、全英オープンのロイヤル・リバプールGC、全米プロゴルフ選手権のバルハラGCが、優勝経験のある3コース。優勝していないのは全米オープンのパインハーストNo.2だけだ。パインハーストNo.2でも2位、3位と優勝争いに顔を出したことを挙げ、「でもまだもっと練習して準備しなくちゃいけない。できればメジャー大会でプレーが噛み合うといいね」と語っている。
「時にはクラブを置いて子供たちとの時間をもっと作り、ガールフレンドのリンゼイ・ボンのサポートもするつもりだ」とも書いている。ヒザの故障を乗り越えてソチ五輪に臨むボンは、ようやく実戦に復帰したばかり。復帰戦にはタイガーも付き添ったが、残念ながら完全な状態とは言えず棄権を余儀なくされた。それでもソチへの希望を口にしたボンをしっかり支える姿勢を見せたタイガー。そこには新しい恋人と生きていく覚悟が感じられる。
20歳でプロとなり、21歳のマスターズで初のメジャー制覇を成し遂げて以来、怒濤の勢いで世界のゴルフ界を引っ張ってきた男も、もう38歳。2014年は円熟味を増したプレーで誰もが待ち望む更なるメジャータイトルを手にしたい。