米QT受験表明の小平がツアー2勝目!
2014年8月3日(日)午後2:36
国内男子ツアーのダンロップ・スリクソン福島オープンゴルフトーナメントは3日、福島県、グランディ那須白河ゴルフクラブを舞台に最終ラウンドの競技を終了。上位が伸ばし切れない中、4アンダー68でプレーした小平智が通算16アンダーまでスコアを伸ばし、昨年の日本ゴルフツアー選手権 Shishido Hills以来となるツアー2勝目を飾った。
昨年はQT(予選会)からの挑戦ながらツアー選手権で初優勝を果たし、綺羅星のごとく表舞台に登場した小平もその後は苦しんだ。今シーズンはここまで9戦に出場し予選通過はわずか3回のみ。ここ3戦は予選落ちが続いていたが、今週は一味違った。初日を出遅れながら(51位タイ)、2日目(24位タイ)、3日目(3位タイ)と順位を上げると、最終日も4バーディ、ノーボギーの安定感抜群のラウンドで約1年ぶりの栄冠に輝いた。
今年秋には米ツアーのQスクール(プロテスト)受験も表明。「遼や英樹みたいに僕は一発でガッといくタイプではないので。日本でもQTからコツコツと上がっていったみたいに、アメリカでもそういうふうにいく」と同世代の2人を引合いに出しながらも、自分はあくまでも一歩一歩進んでいくことを宣言した。近い将来、石川、松山とともにアメリカでプレーする姿が今から楽しみだ。
以下上位は、通算14アンダー2位タイにこの日6連続バーディを奪って追い上げた稲森佑貴、前日トップの永野竜太郎、岩田寛ら5人、通算13アンダー7位タイに宮本勝昌、片岡大育ら4人。永野と同じく首位からスタートしたT・クロンパ(タイ)は3ボギー、1ダブルボギー(2バーディ)と崩れて重永亜斗夢らと並ぶ通算12アンダー11位タイ。
次週全米プロゴルフ選手権(現地時間7?10日/ケンタッキー州バルハラGC)に挑む2人は、小田孔明が通算11アンダー15位タイ、谷原秀人は通算5アンダー45位タイで4日間の競技を終了している。