タイガーが途中棄権 今後の出場は不透明な状況に
2014年8月4日(月)午前10:57
- この記事のキーワード
現地時間3日、ローリー・マキロイ(北アイルランド)の逆転優勝で幕を閉じた世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズ第3戦ブリヂストン招待だが、ディフェンディング・チャンピオンとして期待されていたタイガー・ウッズ(米)は、9番ホール途中で背中から腰にかけての痛みを訴えてリタイアとなった。
原因となったのは2番ホール。ラフからの2打目を打った際にバランスを崩して、すぐ横のバンカーへ足を着いた時に「痛みが走った」という。「それからはずっと痺れたような感覚だった」と話したウッズは、その後もプレーを続けたが9番ホールのティーショットを打った時点で腰に手を当てて苦悶の表情を浮かべ、そのまま途中棄権。クラブハウスに戻ったタイガーが送迎車で出発しようとした際には、スニーカーを履くために、しゃがむことすらできない状況だった。
3月の左ヒザ手術から復帰後、3試合目となる今大会はタイガー自身が得意としているコースとあって、復活勝利への期待が集まっていたが、3日目までで1オーバーと低調な内容。タイガーは、すでに南フロリダへと戻っており、怪我の詳しい状態などは発表になっていないが、来週から開催される全米プロゴルフ選手権(7?10日/ケンタッキー州バルハラGC)への出場が危ぶまれている。
さらにザ・バークレイズ(21?24日/ニュージャージー州リッジ・ウッドCC)やタイガーの代表選出が注目されている欧米チーム対抗戦ライダーカップ(9月26?28日/スコットランド、グレンイーグルス)も不透明な状況だ。
タイガーは、「ヒザの怪我とは比較にならない。ヒザだと比較的簡単に治すことができるけど、この怪我は違った状況にある。」と最後に話した。厳しいシーズンを送っているタイガーだが、さらに苦しい状況へと追い込まれた。