B.ランガー圧巻の開幕戦V! 井戸木30位タイ
2014年1月20日(月)午後1:19
ベルンハルト・ランガー(独)が驚異のアイアンショットで開幕戦優勝を飾った。
米チャンピオンズツアーの2014年シーズン開幕戦 三菱エレクトリック チャンピオンシップ at フアラライは現地時間19日、ハワイ州のフアラライGCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。過去2年間のツアー競技優勝者と過去5年間の同ツアーメジャー優勝者が出場を許されたエリートトーナメントは、前日8アンダー64を叩き出して通算14アンダーとしたランガーとフレッド・カプルス(米)のマスターズ王者同士の一騎打ちになると思われた。
途中までは予想通りの一進一退。13番を終わって共に通算18アンダーと一歩も譲らない白熱した戦いが繰り広げられた。ところが、ここからがランガーの独壇場だった。最後まで1ホールもグリーンを外さず、13番からの5連続バーディで通算22アンダー。カプルスのパーオン率も83.33%とかなりのものだが、100%の数字を叩き出されてはたまらない。結局、カプルスとジェフ・スルーマン(米)の2人に3打差をつけてランガーが勝利をさらった。
今年8月に57歳になるランガーだが、3年連続6度目の賞金王、そして年間王者の座に向けて今年も開幕から一気に攻めていく。
一方、昨季のシニアPGA選手権チャンピオン井戸木鴻樹はこの日もショットの正確さという武器が生かしきれなかった。フェアウェイキープ率こそ78.57%だが、パーオン率が61.11%。これでは飛距離はないがショットメーカーという持ち味を出し切れない。3バーディを奪ったものの、ボギーも2つ。1アンダー71でプレーして通算5アンダーは勝ったランガーとは17打差の30位タイという平凡な成績に終わった。
通算17アンダー単独4位にジェイ・ハース(米)が入り、トム・レーマン(米)は通算14アンダー8位タイ。連覇を狙ったジョン・クック(米)は通算8アンダー19位タイに終わっている。昨季のチャールズ・シュワブカップ王者ケニー・ペリー(米)は通算4アンダー34位タイとふるわなかった。