タイガー、無念のマスターズ欠場!!「僕にとって本当に特別なのに…」
2014年4月2日(水)午後0:01
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タイガー・ウッズ(米)が、ゴルフの“祭典”マスターズ(現地時間10?13日/ジョージア州オーガスタナショナルGC)を欠場することを自身のツイッターと公式ウェブサイトで発表した。
タイガーは3月のザ・ホンダ・クラシックを最終日13番終了時点で腰痛のため棄権。「今朝のウォーミングアップから腰にしびれが出た」と話していた。また、4連覇も含めて過去8勝と得意コースのベイヒルC&ロッジ(フロリダ州)が舞台で、例年マスターズ前最後の実戦の場としているアーノルド・パーマー招待も腰痛のために欠場。先日も「(腰痛は)治療しているが、まだフラストレーションのたまる状態」と苦しい現状を打ち明けており、マスターズ出場が危ぶまれていた。
病状は想像以上に悪かったようで、3月31日にユタ州の主治医の下、ひそかに顕微鏡による椎間板切除手術を敢行。復帰までは数か月かかることから出場を断念したという。
タイガーにとってマスターズはアマチュア時代の1995年から19年連続で出場、過去4勝を挙げている思い入れの大きい大会だ。特に今季は6年ぶり、メジャー通算15勝目に挑む意気込みを持って臨んだシーズンだけに「マスターズに出場できなくて、オーガスタナショナルのメンバーやスタッフ、ボランティアやパトロンのみなさんをがっかりさせて申し訳ない。マスターズウィークは僕にとって本当に特別なのに……。この後もリハビリに集中するため何試合か欠場することになる」と無念さをにじませた。
大本命を欠くことが決まった今年のマスターズ。大会3勝のフィル・ミケルソン(米)も前週のバレロ・テキサス・オープンで「右半身の筋肉を痛めた」ことを理由に途中棄権を余儀なくされた。優勝争いの常連になっているジェイソン・デイ(豪)も左手親指に故障を抱えている。こうなると、松山英樹にはビッグチャンスかと思われるが、こちらも左手親指に不安があり、勝負の行方はますます混沌としてきた。