タイガー3日目カットの余波収まらず…
2014年1月27日(月)午前10:50
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一夜明けても過去7勝を挙げていてる大会で最終日進出を逃したタイガー・ウッズ(米)の話題で全米は持ち切りだ。
現地時間25日に行われた米男子ツアーのファーマーズ・インシュランス・オープン第3ラウンド。“タイガーの庭”とも呼ばれるトリーパインズGC(サウスC/カリフォルニア州、サンディエゴ)でキャリア2番目のワーストスコア『79』を叩いた世界ランキングNo.1は、セカンドカット(70位タイまでしか最終日に進めない)に引っかかり最終ラウンド進出を逃した。
予選突破の人数が多い場合、第3ラウンドを終え2度目のカット(賞金は支払われる)を行うシステムが採用されてから、タイガーがその適応を受けたのは初めて。それが2008年の全米オープンで劇的な勝利を挙げたトリーパインズGCでの出来事なのだから、全米のメディアが騒然とするのも頷ける。しかも、その内容が悪かった。
ショットも悪ければ、得意のショートゲームも全く機能しない。「あんなタイガーを見たのは初めて」と同伴競技者のジョナサン・ヴェガス(ベネズエラ)が言えば、スイングコーチのショーン・フォーリー氏も「調整段階だから落胆はしていないが、それにしてもこれほどアプローチ、パットが悪いとは……」と驚きを隠せなかった。
当の本人は54ホールをプレーし終えると数人のギャラリーにサインした後、詰め寄る記者に無言を貫き足早にコースを後にした。果たして次週行われる欧州ツアーのオメガ・ドバイ・デザート・クラシック(30日?2月2日/UAE、エミレーツGC)までに王者のゴルフを取り戻すことは出来るのか、注目だ。