R.マキロイ自滅でV逸… タイガー41位タイ終戦
2014年2月3日(月)午前10:02
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逆転Vを目指しながら最終日にスコアを落としたローリー・マキロイ(北アイルランド)が失意の敗戦を喫した。
欧州ツアー中東シリーズ第3戦、オメガ・ドバイ・デザート・クラシック(UAE、エミレーツGC)は現地時間2日に最終ラウンドの競技を終了。前日のバックナインで9アンダー「28」の猛チャージで単独トップに躍り出たディフェンディング・チャンピオンのスティーブン・ギャラハー(スコットランド)が苦しみながらもイーブンパー72にスコアをまとめ、通算16アンダーで大会初の連覇を達成した。
ギャラハーに2打差の単独2位から逆転を狙ったマキロイは「パットが全く決まらなかった」と2バーディ、4ボギーの2オーバー74を叩き、通算12アンダー9位タイで終戦した。11番でバーディを奪った時点でマキロイを含む5人が首位に並ぶ混戦模様となったが、続く12番、13番で連続ボギーを叩きひとりV戦線から脱落。「後半2つのパー5でボギーを叩いたのが痛かった。すごくフラストレーションが溜まった。でもまぁ、こういう日もある」と力なく肩を落とした。
だが、優勝したギャラハーは予選ラウンドの2日間と最終日、同組で回りマキロイの才能を「改めて実感した」のだとか。「初日の『63』は本当に見事だった。ショットといいパットといい、文句のつけようがないゴルフを見せつけられた。彼は今年タイガーと間違いなく世界No.1の座を争うだろう」と惜しみない賛辞を贈っている。
そのタイガー・ウッズ(米)は最終日もピリッとせず、4バーディ、3ボギーの1アンダー71止まり。上がり3ホール連続バーディで見せ場は作ったが、通算6アンダー41位タイで4日間の競技を終了した。「ドライバーの調子は今日も完璧。グリップを直してから当たりがすごく良くなった。ただエンジンがかかるのが遅すぎたね」と達観した表情でこの日のラウンドを振り返ったタイガー。世界ランキング1位が優勝戦線に帰って来るのは果たしていつになるのだろうか。