“キング”ベルンハルト・ランガー（独）の連覇の夢をカーク・トリプレット（米）が打ち砕きツアー通算3勝目を達成した。

　米チャンピオンズツアーのシーズン第3戦、エースグループ・クラシックは現地時間16日、フロリダ州のツインイーグルスGCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。前日トップタイに立ったトリプレットが1イーグル、5バーディ、1ボギーの6アンダー66をマーク。通算16アンダーまでスコアを伸ばし、ランガー、オーリン・ブラウン（米）、ダフィ・ウォルドルフ（米）の3人に1打差をつけ逃げ切って優勝を飾った。

　連覇を狙ったランガーはトリプレットと通算16アンダーで並んで迎えた最終ホール、“らしくない”プレーで痛恨のボギー。パーをセーブしたトリプレットに僅差で勝利を譲った。ちなみにウォルドルフはプレーオフに敗れた前週に続き、2週連続2位（タイ）に終わっている。

　その他、通算12アンダー単独5位にジェイ・ハース（米）が入り、前週優勝のマイケル・アレン（米）が最終日に5つスコアを伸ばし、通算10アンダーでコリン・モンゴメリー（スコットランド）と並び6位タイに食い込んだ。

　日本勢唯一出場の井戸木鴻樹は5バーディを奪ったが、12番パー3でダブルボギーを叩くなど最後までちぐはぐなプレーで2アンダー70止まり。通算1オーバー48位タイで3日間の競技を終えている。