アダム・スコット（豪）が米ツアー今季初優勝を飾り世界ランクNo.1の座を死守。王座を奪うチャンスを逃したヘンリック・ステンソン（スウェーデン）だったが、No.3からNo.2にジワリと浮上した。

　スコットは、米男子ツアーのクラウン・プラザ招待 at コロニアルで初日64位タイと出遅れながら、徐々に調子を上げてジェイソン・ダフナー（米）とのプレーオフに持ち込み、見事に優勝。米国時間26日発表の最新世界ランキングでは、同週開催の欧州ツアー、BMW PGA選手権7位タイに終わったステンソンに抜かれることなく、王座をキープした。

　故障により長期戦線を離脱しているタイガー・ウッズ（米）は、ステンソンに抜かれて同ランク2位から3位に転落した。

　クラウン・プラザ招待 at コロニアルでスコットとの死闘3ホール目で敗れ、単独2位に終わったダフナーが前週の22位から15位にランクアップ。3位タイに入った2人は、フレデリック・ヤコブソン（スウェーデン）が109位から77位に、ニコラス・トンプソン（米）が216位から148位にそれぞれ順位を上げている。最終日を首位タイで迎えながら途中で優勝争いから脱落し、10位タイに終わった松山英樹も同ランク26位から24位に浮上している。一方、同大会予選落ちの石川遼は86位から90位へと後退した。

　また、BMW PGA選手権で逆転優勝したローリー・マキロイ（北アイルランド）が10位から6位にランクアップ。単独2位フィニッシュのシェーン・ロウリー（アイルランド）は142位から74位にジャンプアップした。3位タイの2人もルーク・ドナルド（英）が同ランク19位から16位に、トーマス・ビヨーン（デンマーク）が32位から22位へと順位を上げている。

　国内男子ツアー、関西オープンゴルフ選手権競技で逆転優勝を飾った小田孔明は同ランク81位から66位に躍進。藤本佳則も逆転負けを喫したが、201位から164位へとジャンプアップした。