（写真撮影:ISM）

　今季で米ツアー本格参戦4年目を迎える石川遼が8日、新たにゴルフボール契約を結んだキャロウェイゴルフ株式会社の新製品記者発表会見に登場。新たに使用する「CHROME TOUR」ボールについて、そして昨年の感想や今年への意気込みなどを語った。

「今までで一番良い年だった」。2015年をそう総括する石川は、主戦場の米ツアーでは土壇場でシード確保にこぎつけるなど苦戦を強いられたが、帰国参戦した日本ツアーではメジャー初Vを含む2勝と躍動。「1月からの9か月間、米国で自分に何が足りないかを気付けた。メンタル面での課題に9月から取り組んできたことが実を結び、すごく良い勉強が出来たと思う。1月から9月までと9月から12月までは別人のような経験だった」と変化に富んだ一年を振り返っている。

　キャロウェイとはすでに用具、アパレル契約を結んでいた石川。今回の新契約を受け「キャロウェイ一色で、同社の全ての用具を世界にアピール出来るように、“キャロウェイ旋風"を巻き起こせるように頑張っていきたい」と絶大な信頼を置く同社とのタッグでシーズンを戦い抜く構えだ。

　そんな石川いわく今年のテーマは「心」。「パフォーマンスを上げるのは練習だが、それを発揮するのに大事なのは『心』。自分の100%を4日間出し切るためのテーマ」と勝利のカギはメンタル面にあるとみる。会見では超ビッグサイズのゴルフボールに「心」の一字を記し「キャロウェイのボールで米ツアーで優勝出来るよう頑張りたい」と意気込んだ。

　2016年初戦は翌週の米ツアー、ソニーオープンイン ハワイ（1月14?17日／ハワイ、ワイアラエCC）。キャロウェイへの「恩返し」を誓った石川が今年、待望の米ツアー初白星を挙げることに期待したい。