日本＆欧州両ツアーの優勝者が世界ランキングを大きく駆け上がった。

　国内男子ツアーの今季公式戦初戦 日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯で7年ぶりのツアー優勝を飾った手嶋多一が、米国時間9日発表の最新世界ランキングで594位から318位にジャンプアップ。45歳でのツアー7勝目という嬉しい復活劇で今後に期待が寄せられている。

　同大会の最終日、一度は手嶋に代わって首位に立ちながら、最後は力尽きて2位タイとなった小田孔明は同ランク67位から62位に浮上。同じく2位タイに入った李京勲（韓）も197位から169位へとランクを上げた。

　また、欧州ツアーのライオネス・オープンでプレーオフ1ホール目に12メートルのバーディーパットをねじ込んで、6年ぶりツアー通算3勝目とやはり復活優勝を飾った40歳のベテラン、ミカエル・ランドバーグ（スウェーデン）が同ランク872位から306位へと躍進。プレーオフで涙をのんだ地元のベルント・ウィースバーガー（オーストリア）は前週の69位から60位に、単独3位に入ったヨースト・ルーテン（オランダ）も同ランク45位から42位に浮上している。

　全米オープン（現地時間12?15日／ノースカロライナ州パインハーストNo.2）前哨戦として激戦を繰り広げた米男子ツアーのフェデックス・セントジュード・クラシックで完全優勝を達成したベン・クレーン（米）が同ランク267位から101位へとジャンプアップ。2位のトロイ・メリット（米）も同ランク805位から286位に順位を上げている。3位タイに入った3人もウェブ・シンプソン（米）が同ランク33位から31位に、マット・エブリー（米）が51位から45位に、カール・ペターソン（スウェーデン）が206位から163位へとそれぞれ順位を上げた。

　1位アダム・スコット（豪）、2位ヘンリック・ステンソン（スウェーデン）以下、上位28人に変動はなく、松山英樹もしっかりと13位をキープ。石川遼は91位から90位にジワリとランクアップしている。