先週行われた日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hillsで34歳にしてツアー初優勝を飾った竹谷佳孝が、米国時間23日発表の最新世界ランキングを駆け上がった。

　激戦の末に李尚熹（韓）とプレーオフになりかかったが、スコア提出時に李の2打罰が発覚して勝利を手にした竹谷は、同ランク996位から630人をゴボウ抜き。366位にジャンプアップした。同大会の優勝で5年間のシード権も手にした今、さらなる躍進が期待される。

　竹谷とのがっぷり四つの戦いが自らの紛らわしい行為によって傷つけられ、プレーオフすらできず2位に終わった李だが、ランキングは457位から302位へと上昇。同大会3位タイの2人も、谷原秀人が同118位から109位に、張棟圭（韓）が同234位から201位にそれぞれランクアップしている。

　米男子ツアーのトラベラーズ選手権で大逆転優勝を飾ったケビン・ストリールマン（米）は、同ランク58位から36位にジャンプアップ。セルヒオ・ガルシア（スペイン）は2位タイになったものの8位で変わらず、崔京周（韓）が同ランク86位から66位へと順位を上げた。

　欧州ツアーのアイリッシュ・オープンで欧州ツアー4勝目を完全優勝で飾ったミッコ・イロネン（フィンランド）が63位から51位にジャンプアップ。2位のエドアルド・モリナリ（伊）も226位から146位に浮上している。3位タイの3人も、ダニー・ウィレット（英）が132位から114位に、マシュー・ボールドウィン（英）が256位から214位に、クリストファー・ブロウバーグ（スウェーデン）が378位から311位へとそれぞれ順位を上げている。

　ランキング1位アダム・スコット（豪）、2位ヘンリック・ステンソン（スウェーデン）、3位バッバ・ワトソン（米）の上位3人に変動はないが、マット・クーチャー（米）が5位から4位にランクアップし、タイガー・ウッズ（米）は4位から5位に後退。アイリッシュ・オープンで予選落ちしたローリー・マキロイ（北アイルランド）も6位から7位へとランクダウンしている。

　主な日本勢は、試合出場のなかった松山英樹が同ランク14位をキープ。日本ゴルフツアー選手権予選落ちの小田孔明は65位から67位に後退。トラベラーズ選手権予選落ちの石川遼も92位から94位へと順位を落としている。