タイガー、3か月ぶりにツアー復帰!!「目標は全英オープン」
2014年6月25日(水)午前10:07
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タイガー・ウッズ(米)がいよいよ戦場に戻ってくる。
腰痛のため今年3月のWGC-キャデラック選手権を最後に戦線離脱。現地時間3月31日に手術を受けたタイガーは、マスターズ、全米オープンのメジャー2試合の欠場も余儀なくされ、治療とリハビリに努めてきた。これまで来月の第143回 全英オープン(7月17?20日/英国、ロイヤル・リバプールGC)での復帰が噂されてきたが、それより3週早い米男子ツアーのクイックン・ローンズ・ナショナル(26?29日/メリーランド州コングレッショナルCC)で復帰を果たす。
「再び試合が出来るポイントを超えることが出来た。すごくエキサイトしている」と大会前の公式会見で語ったタイガー。久々にプレー出来る喜びを素直に表していた。しかしその一方で、今大会のチャリティ先が自ら主宰するタイガー・ウッズ・ファウンデーションでなければ出場していなかったことも告白。決して万全の状態での復帰ではないことも隠さず本音も口にする。「目標は全英オープン。すべての過程はそこでプレーするためのものだった」と。
休んでいる間に世界ランキングはNo.1からNo.5まで転落。それでもひたすらメジャータイトルに向かって立ち向かう気持ちに揺らぎはない。1996年史上初の全米アマ三連覇を果たした直後にプロに転向し、翌97年マスターズで記録づくめのメジャー初優勝を飾って以来、積み上げてきたメジャーでの勝ち星はすでに14。ジャック・二クラウス(米)が持つ史上最多の18勝を塗り替えるのは時間の問題と言われてきたが、近年は故障やプライベートのトラブルなどが続いたせいもあって、2008年全米オープンを最後にメジャータイトルからは遠ざかっている。タイガーももう38歳。体のことを考えてもここ2、3年が勝負となるはずだ。
3週後の全英オープンを見据えてタイガーがどんなカムバック劇を見せてくれるのか。今後のゴルフ界を占うという意味でもそのプレーぶりから目が離せない。