ベルンハルト・ランガー（独）がシーズン3勝目をメジャータイトルで飾るべく快走している。

　米チャンピオンズツアーのメジャー第3戦 コンステレーション・シニアプレーヤーズ選手権は現地時間26日、ペンシルベニア州のフォックスチャペルGCを舞台に第1ラウンドの競技を終了。6アンダー64でプレーしたデビッド・フロスト（南ア）、ジョー・デュラント（米）、ダグ・ガーウッド（米）の3人が首位を並走する中、現在チャールズ・シュワブカップポイントランキングトップのランガーが1打差4位タイの好位置につけている。

　今季三菱エレクトリック チャンピオンシップ at フアラライ、インスペリティ招待とすでに2勝。この日もフェアウェイキープ率92.86％、パーオン率88.89％と相変わらずのショットのキレを見せた。1985年マスターズでドイツ人として初めてメジャーを制し、93年に再びグリーンジャケットを着て栄光に微笑んだ男は今なお母国のゴルフ界を牽引する存在だ。2週前の全米オープンでは後輩のマーティン・カイマーがメジャー2勝目を飾ったが、これはランガーの足跡を追いかけてのものに他ならない。56歳になった今も元気いっぱいでチャンピオンズツアーを引っ張る男にまだまだ死角はなさそうだ。

　マーク・オメーラ（米）、トム・レーマン（米）の2人が3アンダー67の18位タイにつけ、メジャー2連勝を狙うコリン・モンゴメリー（スコットランド）はジェイ・ハース（米）と並ぶ1アンダー69の29位タイ。ディフェンディング・チャンピオンのケニー・ペリー（米）はマーク・カルカベッキア（米）と同じイーブンパー70の40位タイとやや出遅れた。

　尚、今大会に日本勢は出場していない。