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国内男子

竹谷、公式戦でツアー初V! 全英切符は孔明&優作に

2014年6月22日(日)午後5:25

 国内男子ツアーの今季公式戦第2戦 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hillsは22日、茨城県の宍戸ヒルズカントリークラブ 西コースを舞台に最終ラウンドの競技を終了。前日トップの竹谷佳孝と3位タイでスタートした李尚熹(韓)が通算17アンダーで並びプレーオフに突入するかと思われたが、最終ホール終了後に11番での処置をめぐって李にペナルティが課されたことで竹谷のツアー初優勝が決まった。

 勝負は意外な形で幕を下ろした。竹谷はこの日5連続バーディを奪うなど4つスコアを伸ばして通算17アンダー、李も通算17アンダーで並んでホールアウトしようとしていた。ところが、11番パー4に関して審議。長いパーパットを打ち終わった李がグリーンのごみを払うと同時にパッティングラインのグリーン上を押さえ付けたとの指摘を受けた。ゴルフ規則16条では「パットの線には触れてはならない」「ルースインペディメントを取り除くときは除く。ただし、その際何も押さえ付けないこと」と定義されている。この結果2打罰を受けた李は通算15アンダー単独2位に後退。プレーオフを行わずに竹谷の優勝が決まった。

 意外な結末でメジャー初制覇を果たした竹谷は「まだ僕には早い気もするが」としながらも「また一から出直すつもりで、このタイトルに恥じないようにこれからのゴルフ人生に取り組んでいきたい」と締めくくった。

 その他上位陣は、通算12アンダー3位タイに谷原秀人と張棟圭(韓)。通算10アンダー単独5位にプラヤド・マークセン(タイ)、通算9アンダー単独6位に金庚泰(韓)が入った。前日アルバトロスを達成した岩田寛は1アンダー71にとどまり通算8アンダー7位タイに終わった。また、初日好スタートを切った手嶋多一も最終日にスコアを伸ばすことが出来ず通算3アンダー21位タイで4日間の競技を終えた。

 この結果、今大会終了後の賞金ランキング上位2人に与えられる第143回 全英オープン(現地時間7月17?20日/英国、ロイヤル・リバプールGC)の出場権は同ランク2位の小田孔明、同3位の宮里優作(1位の張は有資格者)が手にしている。

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