B.ランガー、メジャー史に残る記録的大勝! 友利自滅で後退
2014年7月28日(月)午前10:23
ベルンハルト・ランガー(独)がメジャー最多ストローク差記録を更新し、歴史的大勝を飾った。
米チャンピオンズツアーの今季メジャー最終戦 全英シニアオープンは現地時間27日、ウェールズのロイヤルポースコールGCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。3日目を終え後続から8打のリードを奪い独走態勢に入っていたランガーが、6バーディ、2ボギーの4アンダー67にスコアをまとめ、通算18アンダーで逃げ切り完全優勝を飾った。
「賢い攻めのゴルフを貫く」という決意通り、ミスを最小限に抑え4日間連続60台をマークしたランガー。単独2位に入ったコリン・モンゴメリー(スコットランド/通算5アンダー)とは実に13ストロークの大差。昨年2位に終った雪辱を果たしただけでなく、1997年のシニアPGA選手権でヘール・アーウィン(米)がマークしたメジャーでの最多ストローク差V記録を1打更新する快挙のおまけ付き。プロ初優勝(1980年欧州ツアー、ダンロップ・マスターズ)を挙げた思い出のウェールズで最高の結果を紡ぎ出した。
ちなみにモンゴメリーはメジャー2連勝のあとの単独2位。欧州ツアーで8度の賞金王に輝きながらレギュラーツアー時代メジャータイトルとは無縁だった“モンティ”が今季はメジャーで最高の結果を挙げた。
その他上位は通算2アンダー3位タイにバリー・レーン(英)、リック・ギブソン(カナダ)、トム・パーニスJr.(米)の3人。ミゲール・A・ヒメネス(スペイン)が通算1オーバー8位タイ、トム・ワトソン(米)は通算2オーバー10位タイに終っている。
日本勢は前日まで日本勢最上位につけていた友利勝良がまさかの大乱調。ダブルボギーを3つ叩くなど10オーバー81と崩れ通算15オーバーは前日の36位タイから69位タイまで順位を下げた。
友利以外の日本勢、奥田靖己、植田浩史、井戸木鴻樹の面々は通算12オーバーでそろって52位タイで4日間の競技を終っている。
尚、高松厚、須貝昇は予選で姿を消している。