片山が単独首位に! 賞金王目指す小田は2打差3位タイ
2014年11月28日(金)午後5:08
国内男子ツアーのカシオワールドオープンゴルフトーナメントは28日、高知県のKochi黒潮カントリークラブを舞台に第2ラウンドの競技を終了。今季初勝利を目指す片山晋呉が通算10アンダーまでスコアを伸ばし、単独首位に躍り出た。
初日を終えて首位と4打差の28位タイとなっていた片山だったが、この日は絶好調。3番から3連続、7番から連続と計5つのバーディを前半でマークすると、後半でも3バーディを奪い、さらにノーボギーと完璧なプレーを披露。8バーディ、ノーボギーで8アンダー64は、この日のベストスコアで一気にリーダーボードのトップまで駆け上がった。今季は10月の日本オープンゴルフ選手権競技での2位タイが最高とまだ優勝のない片山だが、2日目を終えて最高のポジションにつけた。
今大会で優勝すれば、初の賞金王を確定させる可能性が高い小田孔明は、この日も安定したプレーでスコアを伸ばした。立ち上がりの2番でボギーを叩くも、3番からの連続バーディで取り戻し、10番パー5ではイーグルを奪取。上がり2ホールも連続バーディと最高の締めで、1イーグル、4バーディ、1ボギーの5アンダー67。ベテランの横田真一と並び、通算8アンダー3位タイでトップに2打差と十分に優勝を射程圏内に捉えたまま、週末の36ホールに挑む。
その他上位には、片山に次ぐ7アンダー65をマークした李京勲(韓)が通算9アンダーで単独2位。3打差の5位タイには、今季チャレンジツアーで賞金王に輝いた今平周吾、高山忠洋、重永亜斗夢ら10人が並んだ。ホストプロの石川遼は5番までに2つのバーディを奪い、上昇の兆しを見せたものの、残るホールを全てパーと伸ばしきれず。同ランク3位の近藤共弘、同7位の金亨成(韓)らと並び、通算5アンダー21位タイに後退している。逆転賞金王に向けて優勝を目指す同2位の藤田寛之は、スコアを伸ばすことができずに通算1アンダー60位タイで辛くも予選通過となった。