欧州、アジア両ツアー共催のメイバンク選手権マレーシアは現地時間9日、マレーシアのサウジャナG＆CCを舞台に開幕。昨季マスターズ王者のダニー・ウィレット（英）らがしのぎを削る。

　昨季大会では、最終日をトップと3打差の単独2位から出たマーカス・フレイザー（豪）が3アンダー69でラウンドし、首位を走っていたイ・スミン（韓）を逆転。5年ぶりとなるツアー通算3勝目を挙げた。今大会にも連覇をかけてフィールド入りしており、オーストラリア人プレーヤーとしてはグレッグ・ノーマン以来となる欧州ツアーでのタイトル防衛を目指す。

　今大会の再注目は世界ランキング15位のウィレットだろう。ツアー5勝を誇る29歳は、2017年に入って2試合で予選落ち1回、予選通過を果たしたオメガ ドバイデザートクラシックも54位タイと不本意な結果に終わっているが、今週はどのようなプレーを見せるだろうか。その他にも、2011年マスターズ王者のチャール・シュワーツェル（南ア）、同25位のラファエル・カブレラ-ベロ、2015年大会覇者のアニルバン・ラヒリらも優勝を狙う。

　また、日本勢も4選手がフィールド入り。昨季大会で9位タイに入った川村昌弘、若手の今平周吾、竹安俊也、アジアンツアーのファイナルQTで単独3位に入った亀代順哉がマレーシアの地で上位進出を目指す。