米チャンピオンズツアーのディックス・スポーティンググッズ・オープンは現地時間16日、ニューヨーク州のエンジョイGCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。ケビン・サザーランド（米）が同ツアー史上最少スコアとなる『59』を叩き出し、通算14アンダーで単独トップに浮上した。

　この日のサザーランドは出だしから神ががったゴルフを披露。1番からの4連続バーディで飛び出すと、5番パー5をイーグルとし、さらに6番から3連続バーディを奪って前半を9アンダー28の驚異的なスコアで折り返す。

　後半に入っても勢いは止まらず10番、11番で伸ばし、15番から再び3連続バーディ。18番パー4では2メートル弱のパーパットを外してボギーを喫したが、13アンダー59でシニアツアー史上初の50台をマークし、最少ストローク記録を樹立した。

　出だし4連続バーディのあとの5番でイーグルを奪ったとき、「良い日になるかもしれない」と感じたという50歳のサザーランド。最終ホールのボギーで前人未到の米PGAツアー公認大会最少スコア記録（58）には届かなかったが、「最後にボギーを叩いても気分が良いなんて考えてもみなかったよ」と満足そうに語っていた。

　以下、1打差の単独2位にスティーブ・ローリー（米）がつけ、さらに1打遅れた単独3位にジョン・クック（米）。賞金ランク＆チャールズ・シュワブカップポイントレースでトップを快走するベルンハルト・ランガー（独）は通算10アンダー5位タイ、昨季大会覇者バート・ブライアント（米）は通算6アンダー26位タイとなっている。