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松山、パワーランキング6位も「ティーショットをひっかけているようでは話にならない」　名物グリーンマイルは「アゲンストの風でしっかりと打てるか」

2015年5月14日（木）午前10:12

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松山英樹

（写真提供:Getty Images）

　ノースカロライナ州クエイルホロークラブで現地時間14日に開幕する米男子ツアー、ウェルズファーゴチャンピオンシップのパワーランキング（優勝予想）が発表され、松山英樹が6位にランクインした。

　前週の“第5のメジャー"ザ・プレーヤーズ選手権では第1ラウンドで首位タイに立つなど17位タイで終えた松山。これで6戦連続トップ25フィニッシュとなり、今大会でも数字を伸ばすか注目が集まる。さらに選出理由としては、ボールストライキング（トータルドライビングとパーオン率の順位を足したもの）で3位、平均スコアでも10位（70.191）と上位に入っていることが挙げられている。今週も持ち前のショットでギャラリーを沸かせることが出来るだろうか。

　優勝争いに絡むためには「ショットの精度もそうだが、先週の17番のようにティーショットをひっかけているようでは話にならない」と話す松山。今週のコースは「狭いところは狭い」ため、よりティーショットの精度が重要となってくる。さらに本人は「思いのほかラフが伸びてないので、フェアウェイを外してもパーセーブは出来る。パッティングも大事」と攻略の糸口を話した。

　今週の舞台、ウェルズファーゴチャンピオンシップと言えば上がり3ホールの“グリーンマイル"が名物。この3ホールについては「風で印象が変わる」ようで「アゲンストだとプレッシャーがかかるが、そこでしっかり打てるかどうかで実力が試される」と語った。今大会の目標は「優勝できれば良いが、まずは予選突破」。「そこで上位につけられたら優勝に近い位置でプレーしたい」と話し、上位進出を目指す。

　優勝候補筆頭は世界ランキングNo.1のローリー・マキロイ（北アイルランド）。WGC-キャデラック・マッチプレー選手権で優勝、ザ・プレーヤーズ選手権では8位タイと夏に向けてエンジン全開の王者は、今大会を2010年に制しており、トップ10にも4度入るなど大会との相性は抜群。米ツアー初優勝となった2010年の最終ラウンドではコースレコードとなる「62」をマークしている。

　その他上位には、2006年王者のジム・フューリック（米）が2位、過去11度の出場で5度のトップ5入りを誇るフィル・ミケルソン（米）が3位、ディフェンディング・チャンピオンのJ.B.ホームズ（米）が4位と続いている。また、ザ・プレーヤーズ選手権の第3ラウンドで10バーディをマークした期待のルーキー、ジャスティン・トーマス（米）は9位に名を連ねている。

　また、日本勢では石川遼も参戦。前週はマキロイらと並ぶ8位タイに入り、今季初となるベスト10フィニッシュを記録。フェデックスカップ・ポイントランキングでも111位に浮上し、プレーオフシリーズ進出と来季シード権確保へ明るい兆しが見えてきた。今週も好調を維持し、上位進出となるだろうか。