タイを良く知る塚田好宣が9位タイ好発進!その他日本勢は芝目のきついグリーンに苦戦?
2015年6月11日(木)午後9:23
(写真提供:JGTO)
国内男子ツアーアジアシリーズ「シンハコーポレーションタイランドオープン」が開幕。
日本ツアー3勝、韓国の金亨成が通算7アンダーでトップに立った。
JGTOとワンアジアの共同主管競技として開催される本大会。JGTOからは60名が参加。大会初日、アジアに慣れていない日本勢が苦戦する中、タイを熟知する塚田好宣が3バーディ、ノーボギー、「69」をマークし9位タイで日本勢トップに。
大会前には「見た目よりもアップダウンが大きい。しかもフェアウェーやグリーンが大きくうねっているので、ラウンド中でも軽く平衡感覚がおかしくなることがある。」と語っていた塚田だが、アジアでの経験を活かし、見事に攻略。大会初日は安定したプレーで好位置につけた。
今シーズンは開幕から二戦連続で予選落ちと苦しい立ち上がりとなった塚田だが。メジャー初戦の「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」では11タイに入った。シーズン開幕前のオフには練習やトレーニングするための体作りの一環として、減量に取り組み体を大きく絞った。「雨季に入ったタイはフェアウェイがやわらかくてランが出ないから飛ばし屋有利」と話していた塚田だが、今季のフェアウェイキープ率は67.41% で1位、トータルドライビングでも2位につけるなどティーショットは好調をキープしている。昨シーズンから変貌した新しい細身の塚田好宣がホームとも言える"タイ"で2日目以降にどのようなプレーを見せてくれるか注目だ。
塚田好宣のタイランドオープン観戦ガイド「ウェットなコンディションは飛ばし屋が有利」みんなのパワーランキング投票受付中!
その他の日本勢は普段とは違うアジアの芝質に苦戦。
共にイーブンパーでホールアウトした宮里優作と市原弘大は全く違う反応を見せた。
ゴルフネットワークの電話インタビューに応じた宮里優作は「ティーショットもセカンドの距離感も良かったが、グリーン上で芝目がきついのでラインを読めずにパットを外してしまうことが多かった。グリーンはアンジュレーションもあるけど、芝目が入り組んでいるのが難しくて、フックラインがスライスになることもあった。」と答えたのに対して、市原は「芝目がはっきりしているグリーン。傾斜とラインが逆になっていることはないのでラインは読みやすい。フックかスライスかを迷うことは無かった。」とアジアでの経験がある市原ならではのコメントだった。
芝目に翻弄された宮里だが、「ラインに乗せると外れてしまうので、ラインを消しにいった方がいい。明日以降はバーディパット強めに打っていきたい。トップが7アンダーなので初日としては出遅れているけど、ビッグスコアが出る可能性もある。」と明日以降の巻き返しに意欲を見せた。
ゴルフネットワークで解説を務めた金谷多一郎プロもアジア勢と比べて、普段ベント芝に慣れている日本選手がグリーン上で苦労している点を指摘。2日目以降に日本勢がどこまでタッチを合わせてくることが出来るか注目したい。
GN+TVで日本人ハイライトを無料配信中!
今日のピックアップ動画はこちら
??片山晋呉のグリップに注目!7番では極端に短く持って絶妙アプローチ!
JGTOアジアシリーズ!舞台はタイ「シンハコーポレーションタイランドオープン」全ラウンド独占生中継!
1965年にスタートした歴史あるタイのナショナルオープン。2010年からワンアジアのツアーとして開催されており、2013年からJGTOとワンアジアの共催競技となった。JGTOからは60名のツアーメンバーが出場予定。
GN+TVなら外出先でもタイランドオープンをLIVE観戦!
GOLF NETWORK PLUS TV(GN+TV)なら外出先でも「タイランドオープン」をスマホ・タブレット・PCで見ることが出来ます。移動中や休憩中にGN+TVでぜひお楽しみに下さい。