藤田がシーズン3勝目! 賞金ランクでもトップに浮上
2014年9月28日(日)午後5:59
前週の弟弟子・宮本勝昌の優勝に続き、今週は兄弟子の藤田寛之が頂点に輝いた。
日本、アジアン両ツアー共催のアジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ ダイヤモンドカップゴルフは28日、茨城県の大利根カントリークラブ 西コースを舞台に最終ラウンドの競技を終了。最終日も各選手がスコアメイクに苦しむ中、首位と4打差の14位タイから出た藤田が今週のベストスコアタイとなる「66」を記録。通算スコアを6アンダーとしてシーズン3勝目を達成した。
アウトスタートの藤田は、出だしの1番でバーディを奪うと6番、9番もバーディとして3アンダーでハーフターン。この日はフロントナインを終えて、12パットとグリーン上で好調さを見せた。後半も11番、15番で1つずつスコアを伸ばすと、17番でボギーを叩いたものの最終18番をバーディで締めて通算6アンダーでホールアウト。その後上位が伸びずに、KBCオーガスタ以来の優勝を飾っている。
前週のANAオープンでは、同じく芹澤信雄門下の宮本の優勝を我がことのように喜んでいた姿が印象的だったが、今週は自らが栄冠を手にした。「40代は曲がり角に差し掛かる年だけど、ダイヤモンドカップの名前のようにこれからも輝きたい」。この優勝で3,000万円を獲得した藤田は、岩田寛、小田孔明を抜いて賞金ランキングトップに浮上。2年ぶり2度目の賞金王も視界に捉え、45歳が再び輝きを放っている。
2打差の2位タイにキラデク・アフィバーンラト(タイ)、S・K・ホ(韓)、ジェイソン・クヌートン(米)、3打差の5位タイに竹谷佳孝、塚田好宣、李京勲(韓)、S・H・ペク(韓)、3打差の9位タイに片山晋呉、宮里優作、山下和宏らが入った。
一方、前日「74」を叩いて40位タイに後退した石川遼は、インから出たこの日12番でいきなりダブルボギーを叩くトラブルに。その後13番、14番、18番でバーディを奪って1アンダーで折り返したが、5番でボギーを叩いてイーブンパー71。結局通算3オーバー36位タイで大会を終えた。石川はこの後米男子ツアーの新シーズンのために渡米する。