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松山13位タイ発進も「まだしっくりこない部分がある」　2日目までに「しっかりと修正していければいい」

2015年5月15日（金）午前11:33

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松山英樹

（写真提供:Getty Images）

　米男子ツアーのウェルズファーゴチャンピオンシップは現地時間14日、ノースカロライナ州のクエイルホロークラブを舞台に第1ラウンドの競技を行い、大会前の優勝予想で6位にランクインした松山英樹は3アンダー69をマーク。パッティングに苦しみながらも13位タイと上々のスタートを切った。

　アウトから出た松山は7番までに3つのバーディを奪う最高の滑り出し。9番、12番のボギーで後退するも、13番からの4ホールで3つスコアを伸ばす。最終18番はボギーを喫し「ミスしてしまってもったいなかった」と話したが、6バーディ、3ボギーのゴルフに「アンダーパーで回ることができたのは良かった」と語った。

「（ショットは）いい感じで振れてきていることも大分増えてきたけれど、まだしっくりこない部分もたくさんある。そこが揃ってくれば、ショットに関してはほぼ不安はなくなるかなと思う」と初日のプレーを分析した松山。パットについては「フィーリングは良くなかったけれど、入ってるところは入ってるので、そこは助かっている」と納得していない様子だが、「（明日まで）時間があるので、しっかりと修正していければいいかなと思う」と前向きに話している。

　一方、前週のザ・プレーヤーズチャンピオンシップで今季ベストの8位タイに入った石川は、1アンダー71のラウンドで45位タイ。アウトスタートの前半は4ボギーと苦しいゴルフを強いられたが、後半は14番パー4で1オン1パットのイーグルを奪うなど、5つスコアを伸ばして2日目以降につなげた。

　圧巻のイーグルについて石川は「ピンポジション的に右のラフか手前のバンカーでも寄せワンでバーディ獲れるかなと思っていた。ターゲットもあまり狭くなかったので、伸び伸び（ドライバーを）打てた」とコメント。「（前半は）良いショットを打ってもスコアにつながらず、流れが良くないなと思っていた。10番の時点で4オーバーだったが、（気持ちは）切り替わっていた。林から出すだけとなった3打目も自分のサンドウェッジのフルショットの距離だったので、自信を持って打つことができた。そこでバーディを獲れたことは良かった。それは本当にラッキーだったと思う」とこの日を総括すると、「常にボギーの数よりもバーディの数が毎日上回れるように、最後まであきらめずにやりたいと思う。順位もそうだが、全体的に内容が良くなかったのでしっかり直して明日また頑張りたい」と残り3日間の戦いに気持ちを切り替えていた。

　単独首位は7アンダー65のロバート・ストレブ（米）。出だし2連続バーディで勢いに乗ると、最後までノーボギーの安定したプレーを披露。終始パッティングが好調で、パー5ではすべてバーディとチャンスを逃さなかった。

　世界ランキングNo.1のローリー・マキロイ（北アイルランド）は4バーディ、2ボギーで迎えた14番から2連続バーディ。しかし、難関の17番パー3でティーショットを池に入れて痛恨のダブルボギーを喫し、2アンダー70の30位タイ発進に「1つだけ大きなミスをした」と悔しさをにじませている。

　また、フィル・ミケルソン（米）も後半に失速し、石川と同じ1アンダー71の45位タイにとどまった。出だし3連続バーディを記録しながらも18番でダブルボギーを叩くと、さらに1番、2番で連続ボギー。4番、5番のバーディで挽回したが「66を71に変えてしまった」と話し、やはり悔いが残る初日となった。

　このほか、パトリック・リード（米）、ケビン・チャペル（米）が6アンダー66の2位タイに並び、ウェブ・シンプソン（米）ら6選手がさらに5アンダー67の4位タイ。ディフェンディング・チャンピオンのJ.B.ホームズは3アンダー69で回り、松山と同じ13位タイ発進となっている。