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国内男子

池田が5年ぶりの公式戦V「メジャーで勝つということを改めて感じた」

2014年10月19日(日)午後5:10

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 国内男子ツアーの今季公式戦第3戦 日本オープンゴルフ選手権競技は19日、千葉県の千葉カントリークラブ 梅郷コースを舞台に最終ラウンドの競技を終了。トップから出た池田勇太が生みの苦しみを味わいながらも、最終ホールをパーでまとめて通算10アンダーで今季初優勝を飾った。池田にとっては2009年日本プロゴルフ選手権以来の日本タイトル。

 5年ぶりの公式戦タイトルはやはり簡単なものではなかった。後続に3ストローク差をつけてスタートしたこの日は5番でボギーが先行。9番ではティーショットをギャラリー方向に打ち込んだが、なんとかパーをキープして1オーバーで折り返す。後半は11番、12番で連続バーディと波に乗ったかに見えた。

 だが真の試練はここからだった。14番でボギーを叩くと、16番パー3ではミスが重なってあれよあれよという間にダブルボギー。「こういう展開になるんだな」と改めて公式戦の難しさを実感した。しかし「ダブルボギーを打った分なのか17番、18番は冷静な判断が出来た」と最後の2ホールをパーで凌いで、両のこぶしを突き上げた。

「僕自身はメジャー2勝目になるが、日本プロで(ツアー)初優勝をしてしまったのであまりメジャーで優勝する価値観を知らずにきてしまった」と池田。「(通算)12勝目にしてやっと2回目のメジャーを優勝することが出来て、ジャパンオープン、メジャーで勝つということを改めて感じた」と公式戦の重みを実感しての4日間となったようだ。

 1打差の2位タイに片山晋呉と小平智。大会2勝の片山は最後まで池田を苦しめたがあと一歩及ばなかった。最終日に4アンダー66と追い上げた小平は、次週米下部ウェブドットコムツアーのファーストQT(予選会)に参戦するが、今大会での好成績で良いリズムで米国入りすることが出来そうだ。

 通算7アンダー単独4位にプラヤド・マークセン(タイ)、通算6アンダー単独5位に近藤共弘。一方、前日「75」の乱調で47位タイまで順位を落としていたアダム・スコットは、後半追い上げたもののこの日は5バーディ、4ボギーとスコアを1つしか伸ばすことが出来ず。通算4オーバー38位タイで4日間の競技を終えている。

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