国内男子

日本シリーズ男がタイの地でアジアシリーズ制覇を狙う！宮本勝昌トップと3打差5位タイ浮上

2015年6月13日（土）午後10:00

【日本勢トップの5位タイへ浮上した宮本勝昌（写真提供：JGTO）】

国内男子ツアーアジアシリーズ「シンハコーポレーションタイランドオープン」3日目。朝から大雨と雷に見舞われ、第2ラウンドの残りのプレー再開が遅れ、第3ラウンドは現地12:10（日本時間14:10）にOUT/INに分かれてスタートし、全選手がホールアウト。オーストラリアのＪ・ヤンガーが9バーディ、1ボギーの64をマークして通算15アンダーまでスコアを伸ばし単独首位に立った。韓国の金庚泰が1打差で追う展開。

日本勢でこの日猛チャージをかけたのが宮本勝昌。第2ラウンドを終えて、5アンダーの20位タイからスタートした宮本は前半で4つスコアを伸ばすと、後半の13番Par5では見事に2オンに成功し値千金のイーグルを奪取。昨日の6番Par5に続く二日連続のイーグル達成となった。直後の14番でもバーディを奪い、第3ラウンドで65をマーク。20位からトップと3打差の5位タイまで順位を上げ、日本勢トップで明日の最終日に挑む。

その他日本勢では、宮里優作がトップと6打差の通算9アンダーで10位タイ、高山忠洋、塚田好宣、岩田寛、平本穏らが8アンダーの20位タイで最終日を迎える。第2ラウンドを終えて3位タイにつけていた小林伸太郎は73とスコアを崩し、通算7アンダーの27位タイまで後退した。

【ラッキーカラーは黄色？大会2日目の宮本勝昌（写真提供：JGTO）】

朝からの大雨の影響でフェアウェイはウェットなコンディションとなった3日目。距離が求められる状況で活躍したのが、今大会から使用しているという“黄色のドライバー"。ドライバーもボールも、昨日はウェアも黄色で揃えた宮本だったが、この日は黄色のパンツでラウンド。今シーズン初優勝を目指して黄色がラッキーカラーとなるか、明日最終日のコーディネートにも注目だ。

昨シーズン最終戦の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」では通算10勝目となる節目の勝利を飾った宮本。同大会の優勝は3度目となり、“日本シリーズ男"とも呼ばれるほど。JGTOとワンアジアの共同主管競技として開催されている今大会。JGTOメンバーとして、他アジア勢に負けるわけにはいかない。JGTOツアーを代表する“日本シリーズ男"がタイの地でアジアシリーズ制覇を狙う。