静岡県の太平洋クラブ 御殿場コースで13日に開幕する国内男子ツアー三井住友ＶＩＳＡ太平洋マスターズに、米ツアーを主戦場としている石川遼の出場が決定した。

　石川は同ツアーで今季（2014-15シーズン）、開幕から3試合に出場。フライズ・ドットコム・オープン19位タイ、チルドレン・オープン28位タイ、CIMBクラシック26位タイと優勝争いには絡めていないものの、全試合予選を通過して17万ドル強（約2,000万円）を獲得。フェデックスカップのポイントランキングでは25位とここまで上々の滑り出しを見せている。

　今大会は2010、2012年と過去2勝。さらにプロ転向以降は6年間で全てトップ10入りするなど、コースとの相性は抜群。昨季大会は優勝した谷原秀人に1打及ばなかったものの通算12アンダーで2位タイに入っており、今年もファンから“優勝”の二文字が期待されている。

　なお、アマチュア時代の2011年に大会を制した松山英樹は出場を見送ったものの、マスターズ2勝のバッバ・ワトソン（米）が、2005年以来9年ぶりに参戦。2005年から4年連続平均飛距離No.1に輝いた米男子ツアー屈指の飛ばし屋にも注目したい。