国内男子ツアーの三井住友ＶＩＳＡ太平洋マスターズは13日、静岡県の太平洋クラブ 御殿場コースを舞台に開幕。マスターズ2勝を誇る世界のトップスター、バッバ・ワトソン（米）が2005年大会以来9年ぶり2度目となる参戦を果たす。

　今月5日に36歳となったばかりワトソンは、昨季米ツアー1位の平均飛距離314.3ヤードをマークするなど、世界一の飛ばし屋とも称されるレフティ。今年4月に開催された“ゴルフの祭典”マスターズでは当時20歳のジョーダン・スピース（米）との優勝争いを制し、自身2度目のグリーンジャケットに袖を通した。

　さらに先週に中国で開催された世界ゴルフ選手権（WGC）シリーズのWGC-HSBCチャンピオンズでは、最終18番で起死回生のイーグルを奪ってティム・クラーク（南ア）とプレーオフに突入すると、1ホール目でバーディを奪取。ツアー通算7勝目を手にし、世界ランキングを今年7月以来となる3位に上げた。

　初のWGCタイトルを獲得し、絶好調のまま日本に乗り込んできたワトソン。注目の予選ラウンドは過去に2度このトーナメントを制している石川遼、昨季大会覇者の谷原秀人と回ることが決まり、初日から大ギャラリーを引き連れてのラウンドとなることは間違いなさそうだ。

　その他、賞金ランキングトップの小田孔明は、約1,700万円差の2位につける藤田寛之、6位の池田勇太と同組に。同ランク4位で、先週のWGC-HSBCチャンピオンズでワトソンらととも優勝争いを演じた岩田寛は、宮本勝昌、宮里優作とプレーすることが決まっている。