藤田後退も、V圏内キープ B.ワトソンは「77」の大失速
2014年11月15日(土)午後5:03
国内男子ツアーの三井住友VISA太平洋マスターズは15日、静岡県の太平洋クラブ 御殿場コースを舞台に第3ラウンドの競技を終了。デービッド・オー(米)が通算10アンダーで単独首位に、ハン・リー(米)と梁津萬(中)が通算9アンダーの2位タイで追う展開となった。
首位と2打差の4位タイには武藤俊憲と呉阿順(中)。通算7アンダーの6位タイには、藤田寛之、池田勇太ら4人が並んだ。この日単独首位からスタートした藤田は、15番パー4でバンカーからピンを狙った第2打がオーバーし、ダブルボギーを喫するなど、ボギーが先行する苦しい展開となったが、7番や12番では長い距離のバーディパットを沈め、傷口を最小限に。4バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの1オーバー73で、なんとか優勝争いに踏みとどまった。同ランクでトップを走る小田孔明が予選落ちしているだけに、逆転賞金王のためには是が非でも上位でフィニッシュしたい。
一方で、マスターズ2勝を誇るバッバ・ワトソン(米)がまさかの大失速。スタートの1番ティーショットを池に入れるなど、ショットが不調で、6番でも池につかまり、出だし6ホールでスコアを6つ落としてしまう。後半でも11番のイーグルチャンスを決めきれないなど、最後まで波に乗れず、2バーディ、3ボギー、2ダブルボギーの5オーバー77で通算2アンダー24位タイまで順位を下げた。
また、カットラインぎりぎりで予選を通過した石川遼も悪い流れから抜け出せず。インスタートの前半はイーブンパーで折り返すが、後半になるとパットが定まらず、ノーバーディ、2ボギー。2オーバー74の通算6オーバーで、予選通過66人中64位タイに沈んでいる。