“第5のメジャー”が開幕! 注目のタイガー「良い方向に進んでいる」
2015年5月6日(水)午前11:25
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米男子ツアーのザ・プレーヤーズ選手権が現地時間7日、フロリダ州のTPCソーグラスを舞台に開幕。“第5のメジャー"と呼ばれるビッグトーナメントで、世界中のトップ選手たちが覇権を争う。
今大会が“第5のメジャー"と呼ばれる所以はいくつか存在するが、出場全144選手のうちツアー優勝経験者が100人と、そのフィールドの厚さが一番に挙げられる。さらに、賞金総額は1,000万ドル(約12億円)とメジャー大会に引けを取らない。そして、舞台となるTPCソーグラスの“鬼才"ピート・ダイの設計した難コース。17番のアイランドグリーンに代表されるように、全てのホール、全てのショットで気が休まる瞬間はない。
優勝候補筆頭に挙げられるのは、世界ランキングNo.1のローリー・マキロイ(北アイルランド)。2015年は、ザ・ホンダ・クラシックで予選落ちを喫するなど、出だしは不安定だったものの、前週のWGC-キャデラック・マッチプレー選手権で今季米初勝利を挙げ、4日に26歳の誕生日を迎えた自身へ最高のプレゼントを手にした。さらに、今大会は初出場から3度予選落ちを喫していたものの、一昨年は8位タイ、そして5回目の出場となった昨年は6位タイと着実に順位を伸ばしてきている。予選ラウンドでは、マスターズ王者で同ランク2位のジョーダン・スピース(米)、同7位のジェイソン・デイ(豪)と豪華なペアリングとなっている。
また、マスターズで復帰し17位タイに入ったタイガー・ウッズも同大会以来の出場。過去には2001年、2013年の2度トーナメントを制しており、相性は抜群だ。注目のペアリングでは、ディフェンディング・チャンピオンのマーティン・カイマー(独)、2004年大会覇者のアダム・スコット(豪)とチャンピオン同士の組み合わせとなり、ギャラリー注目のグループとなることは間違いない。
また、練習ラウンド後には「復活に向けて準備は整いつつある。マスターズでは最初の3日間はいいプレーができた。最終日は思うようなプレーが出来なかったが、満足はしている。良い方向には確実に進んでいる」は話し、手ごたえを掴んでいる様子。先日には数か月先までのスケジュールを発表したが、これもコンディションに自信があるからこその行動だろう。
しかし、それよりもタイガーについて関心を集めているのは3日にアルペンスキーのトッププレーヤーで恋人のリンゼイ・ボンのと破局を発表したことだ。当然、質問もこの話題に及び「破局はもちろん、影響がある。正直に言ってとても辛い」と苦しい胸の内を明かした。さらに「(破局を発表した)3日は、父の命日だった。そこからほとんど寝ていないので、体力的にも精神的にも辛い」と話したが、1番のティーグラウンドに立つまでに気持ちを切り替えることが出来るだろうか。
その他にも、世界ランク3位のヘンリック・ステンソン(スウェーデン)、同4位のバッバ・ワトソン(米)、同5位のジム・フューリック(米)など世界ランク上位者がズラリとフィールドに集結。日本勢は松山英樹、石川遼が出場する。トップ選手同士の争いからは、一瞬たりとも目が離せない4日間となりそうだ。
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