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国内男子

注目選手振り返りと展望 ?池田勇太?

2015年1月6日(火)午前11:29

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 またしても悲願の賞金王獲得とはならなかった。それでも池田勇太にとって2014年は、プレーヤーとして、選手会長として、記憶に残るシーズンとなったのではないだろうか。

 まず、プレーヤーとしては、10月の日本オープンで5年ぶりとなるメジャー制覇を達成。最終日は14番でボギー、16番でダブルボギーを喫し「こういう展開になるんだな」と改めて公式戦の難しさを実感したが、「ダブルボギーを打った分なのか17番、18番は冷静な判断が出来た」と最後の2ホールをパーでしのいで、両の拳を突き上げた。

 これが公式戦2勝目ながら「日本プロで初優勝をしてしまったので、あまりメジャーで優勝する価値観を知らずにきてしまった」という池田。「12勝目にしてやっと2回目のメジャー優勝することが出来て、ジャパンオープン、メジャーで勝つということを改めて感じた」と、その重みをかみ締めるように語っていたのが印象的だった。

 また、2期目を迎えた選手会長としても結果を残した。かねてから「選手の職場を1試合でも増やしたい」と口にし、実現に向け就任当初から国内外で精力的に活動を行ってきたが、その熱い思いが身を結び今シーズンは昨年より3試合増の27試合となることが決定。選手の代表として男子ツアーに明るいニュースを届けた。

 まだ、今季も選手会長を務めるかは不透明なものの、就任2年目で結果を残した池田を推す声は多い。今年はついに20代最後のシーズンとなるだけに「ここらでゴルフをしっかりやりたい」と胸中は複雑なようだが、果たしてどのような決断を下すのであろうか? どちらにしても今年の池田が目指すのは、最多勝での賞金王タイトルだ。

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