国内男子

46歳手嶋多一が29年ぶりのホストプロV！自身3度目の全英オープン挑戦へ

2015年5月31日（日）午後4:30

（写真提供：JGTO）

　国内男子ツアーの?全英への道? ミズノオープンが31日、岡山県のJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部を舞台に最終ラウンドの競技を終了。ホストプロの手嶋多一が、3アンダー69をマーク。通算15アンダーまでスコアを伸ばし、今季初勝利を挙げた。

　第3ラウンドで5番から圧巻の5連続バーディを奪い、トップタイに浮上した手嶋。この日も前日と同じ5番からの7ホールで5つのバーディを奪い、一気に優勝争いを抜け出すと、終盤に2つのボギーを叩きながらも後続とのリードをしっかりと守り抜いた。昨日の方がショットの調子が良かったが今日はパッティングがよく入ったと大会後に振り返った手嶋。1986年の中嶋常幸以来29年ぶりのホストプロとしての優勝には「こんなに嬉しい事はない」と喜びを表した。

　自身の優勝も昨年の「日本プロゴルフ選手権大会日清カップヌードル杯」以来、2シーズン連続のツアー通算8勝目を飾った。

「何が変わったか分からないけど、去年もミズノオープンあたりから調子が上がって、翌週の日本プロゴルフ選手権大会日清カップヌードル杯で優勝できた。開幕から3試合くらいプレーするとドライバーもアイアンもシャフトも整って、仕上がってくるのかもしれない。ドライバーはこれまで毎週シャフトを変えてました。昔は完璧主義なので、すごい球を打って練習してたけど色々考え過ぎてしまって・・・。今は球を打つ練習はしないで、素振りやルーティーンのイメージを部屋でやってる。」と、ベテランならでは経験と調整法が好調に繋がっていることを話した。

　聖地セントアンドリュースでの全英オープンについては、「今年はゴルフ発祥の地“セントアンドリュース"と開催されると聞いて行きたいと思っていた。2007年頃、欧州ツアーに出ていたがあの頃から自分のゴルフは変わってる。昔より距離は出ないけど自分のやり方で勝負してきたい。」

　手嶋のほかに、世界最古のメジャー大会への切符を掴んだのは、通算13アンダー単独2位のスコット・ストレンジ（豪）、通算11アンダー3位タイに入った高山忠洋と富村真治の3選手。また同大会には、6月4日に開幕する日本ゴルフツアー選手権森ビルカップ Shishido Hills（茨城県宍戸ヒルズカントリークラブ）終了時での賞金ランキング上位2選手、昨季同ランキング上位2選手（小田孔明、藤田寛之）、昨季の日本オープンゴルフ選手権競技優勝者（池田勇太）が出場する。

　その他上位は、今平周吾が通算10アンダーの単独5位でメジャー大会出場に一歩及ばず。トップと6打差の6位タイには、ウォンジョン・リー（豪）とプラヤド・マークセン（タイ）が続いている。通算8アンダー単独8位には金庚泰（韓）、通算9アンダーの9位タイにはブレンダン・ジョーンズ（豪）ら3選手が入っている。

7/16に開幕する「全英オープン」はゴルフネットワークで長時間生中継でお送りします。ぜひお楽しみに。