来季の米男子ツアー出場権を獲得した松山英樹が凱旋帰国した。

　全英オープン、WGC-ブリヂストン招待、全米プロゴルフ選手権などのビッグイベントを含む米ツアー5連戦を終えた松山は、来季の出場権をという大きな収穫を手に20日に米国から帰国。開口一番「いやぁ。日本っスね。ホッとする」と話し、無邪気な笑顔を見せた。

　当面の目標だった来季の出場権を得たことで、今度は「次のシードを確実に取ることとメジャーで勝つこと」とさらに高い目標をハッキリと口にした松山。メジャーでの連続トップ10入りも、米ツアー出場権獲得も、松山にとってはステップアップのひとつでしかない。すでに描いている今後の青写真では、9月に国内男子ツアー2試合に出場した後、新しいスケジュールで年内に開幕する米ツアーの次なるシーズンに向けて早々にスタートを切るつもりだ。

　気になるその新シーズンについては、世界選抜の一員として選出が濃厚なアメリカ対世界選抜対抗戦、ザ・プレジデンツカップ（現地時間10月3?6日／米オハイオ州、ミュアフィールド・ビレッジGC）後、開幕戦のフライズ・ドットコム・オープン（10月10?13日／カリフォルニア州、コードベールGC）から参戦予定。同時期には現在賞金ランキングトップを快走する国内ツアーが山場を迎えるが、「米国でシードを取らないと意味がない」と米ツアーを優先すること決めた。

　世界を舞台に大暴れする松山が今から楽しみだ。