国内男子ツアーのダンロップ・スリクソン福島オープンゴルフトーナメントが23日、福島県のグランディ那須白河GCを舞台に開幕。全英オープン帰りの松山英樹が、ホストプロとして今季国内ツアー初出場を果たす。

　1995年にスタートし、昨季からレギュラーツアーの仲間入りを果たした今大会。記念すべき第1回大会は米ツアー参戦間もなかったこともあって出場を見合わせた松山だが、大学時代を過ごした東北の地を、昨年優勝したダンロップフェニックス以来となる凱旋の地に選んだ。全英オープンが27年ぶりの月曜決着となったことでタフな日程となるが、世界トップレベルの実力を福島の温かいファンを前にぜひ発揮してもらいたい。

　松山と同様、富村真治、藤田寛之、岩田寛、手嶋多一、小田孔明、池田勇太の6人も全英オープンからの帰国参戦となる。いずれも全英では予選落ちの苦汁をなめたが、そこから得た経験を今大会で生かすことは出来るだろうか。松山にとっては東北福祉大での先輩にあたる富村も聖地での成長ぶりを見せたいところだ。

　今大会にはそのほか、昨季王者の小平智や今季1勝の片岡大育、中嶋常幸、薗田峻輔らも出場。今季2勝目一番乗りを果たした金庚泰（韓）を岩田やI・J・ジャン（韓）らが追う賞金ランキング上の戦いからも目が離せない。