国内男子ツアーの今季公式戦第3戦、日本オープンゴルフ選手権競技がいよいよ15日、兵庫県の六甲国際ゴルフ倶楽部 東コースを舞台に開幕。米ツアー開幕戦に出場する松山英樹、石川遼、岩田寛は不在だが、2年連続で元世界ランク1位のアダム・スコット（豪）が招待選手として駆けつけ、大会を盛り上げる。

　2013年のマスターズ覇者スコットは、昨季大会38位タイに終わり、不本意な結果に。台風の影響などで来日が遅れ、準備不足だったことを理由に挙げたが、今回は準備万端だ。パターを体に固定するアンカリングが来年から禁止されることを受けてパターを変更。最近2年は不調にも陥っているが、先週行われた米国とインターナショナルチーム（欧州除く）の対抗戦、ザ・プレジデンツカップでは最終日のシングルスでリッキー・ファウラー（米）に6アンド5の圧勝を収めるなど良い状態で臨めている。

　そのスコットと回るのはディフェンディングチャンピオンの池田勇太、そしてアマチュアの小西健太。池田は8月にRIZAP KBCオーガスタゴルフトーナメントを制し、最近4戦はいずれもトップ10入りと好調だが、あと一歩で勝ち切れていない悔しさもあるはずだ。

　賞金ランク首位を独走する金庚泰（韓）はアダム・ブランド（豪）、久保谷健一と同組。昨年の賞金王・小田孔明と藤田寛之は同組で回り、ともに日本オープン初勝利を目指す。