国内女子ツアーの富士通レディースが16日、千葉県の東急セブンハンドレッドクラブ 西コースを舞台に開幕。昨季覇者アン・ソンジュ（韓）が連覇での大会3勝目を狙う。

　1983年から続く老舗大会は今年が33回目の開催。昨季の2014年大会ではアンが横峯さくら、菊地絵理香との三つ巴のプレーオフを制し、2010年大会に次ぐ大会2勝目、ツアー通算18勝目をマークした。初制覇の2010年には大会新記録の通算19アンダーを記録するなどコースとの相性は抜群だけに、今季2勝目を目指す今大会でも優勝争いに絡んでくることだろう。

　そのアンの対抗として最注目なのはやはりイ・ボミ（韓）か。前週のスタンレーレディスゴルフトーナメントでは後続と3打差で今季5勝目を飾り、年間獲得賞金額の新記録を打ち立てている。翌週にはホステス大会のNOBUTA GROUP マスターズGCレディースを控えていることもあり、ここでさらに勢いを加速させ、賞金総額2億円超えの目標に一歩前進といきたいところだろう。

　そのほか、昨季大会の雪辱を期す菊地や賞金ランク上位のテレサ・ルー（台）、上田桃子、申ジエ（韓）ら多くの強豪も今大会に参戦。また、米ツアーを主戦場とする上原彩子や今季1勝の藤田光里、渡邉彩香、ホステスプロの藤本麻子ら注目選手のプレーからも目が離せない。