国内男子ツアーのダンロップフェニックスは19日から、宮崎県のフェニックスカントリークラブを舞台に開幕する。ダンロップをスポンサーにするディフェンディング・チャンピオン、松山英樹は国内2戦目。石川遼も出場を表明している。

　松山は昨季、現世界ランキングNo.1のジョーダン・スピース（米）を1打上回り、プレーオフでは岩田寛に競り勝って優勝。2週前に行われたWGC-HSBCチャンピオンズを途中棄権するなど状態には不安を抱えるが、今大会への意気込みは十分だ。

　その松山は昨季米ツアーの年間ポイントランク4位に入ったジミー・ウォーカー（米）、そしてダニー・リー（ニュージーランド）とのペアリング。3選手とも、ザ・プレジデンツカップにそれぞれ米国代表、世界選抜として出場した強豪メンバーでもあり、初日の最注目組といってよいだろう。

　今季国内5戦目となる石川は、松山の2組前で賞金ランク3位の谷原秀人、ウィル・ウィルコックス（米）と予選ラウンドを回り、今季2勝目を狙う。また、佳境を迎えるタイトル争いでは、今週で金庚泰（韓）の賞金王が確定する可能性も。同2位の池田勇太の奮起に期待したい。

　そのほか海外からは、若くから欧州ツアーを中心に活躍しているマッテオ・マナセロ（伊）、そしてトニー・フィナウ（米）らも出場する。