欧州ツアーのオープン・デ・エスパーニャが現地時間16日、レアルクラブ・バルデラマを舞台に第3ラウンドの競技を終了。ミッシェル・ロレンゾ-ベラがイーブンパー71で回り、通算1オーバーで優勝に王手をかけた。

　3日目を終えて、全選手がオーバーパーとなる難しいコンディションのなか、トップと4打差の6位タイからでたロレンゾ-ベラは、4番パー5でダブルボギーを喫するなど、前半をイーブンパーで折り返し。後半は3つのボギーを喫したが、12番でバーディ、17番パー5ではイーグルを奪うなど、要所でスコアを伸ばして1イーグル、3バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの内容でホールアウト。世界ランキング312位の31歳がツアー初優勝に王手をかけた。

　通算2オーバーの2位タイには、メジャー2勝を誇るマーティン・カイマー（独）、ヨースト・ルーテン（オランダ）、アンドリュー・ジョンストン（英）が並んだ。単独トップから出たパブロ・ララサバル（スペイン）はダブルボギーを2度喫するなど7オーバー78とスコアを落とし、通算4オーバー7位タイに後退している。

　ラファエル・カブレラ-ベロ（スペイン）は通算6オーバー13位タイ。14位タイから出た大会ホストのセルヒオ・ガルシア（スペイン）は「75」でラウンドし、通算7オーバー7位タイで最終日を迎える。初日単独トップのアレクサンダー・レヴィ（仏）は10オーバー81と崩れ、通算10オーバー30位タイとなっている。