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海外男子

全英切符争奪戦をG.チャーマーズがリード! タイガーは83位タイ

2014年6月27日(金)午前10:42

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 第143回 全英オープン(現地時間7月17?20日/英国、ロイヤル・リバプールGC)の出場権をめぐる争いが、熾烈を極めている。

 ジ・オープン・クォリファイイング・シリーズ(OQS)の一戦でもある米男子ツアー、クイックン・ローンズ・ナショナル(メリーランド州コングレッショナルCC)は現地時間26日開幕。約3か月ぶりの戦線復帰となるタイガー・ウッズ(米)に注目が集まる一方で、今大会の12位タイまでの選手のうち、まだ全英オープンの出場権を持っていない上位4人が本戦切符を獲得できるとあって、大舞台を目指す男たちの目の色が変わっている。

 そんな中、第1ラウンドで頭ひとつ抜け出したのが5アンダー66で単独首位に立ったグレッグ・チャーマーズ(豪)だ。6バーディ、1ボギーの落ち着いたプレーで試合をリード。首位から3打差以内の上位15人中、同出場権をすでに持っている選手がたったの3人という状況の中、メジャーに最も近い位置で初日を終えた“スネーク(蛇)”の異名を持つ男がツアー初優勝に突き進む。

 そのチャーマーズに1打差の2位タイにリッキー・バーンズ(米)とフレデリック・ヤコブソン(スウェーデン)。ここまでの3人はいずれもまだ大西洋を越えてメジャー大会でプレーする権利を持っていない。3アンダー68で4位タイにつける4人のうち、ビル・ハース(米)とパトリック・リード(米)の2人は全英切符保持者で、あとは2アンダー69で8位タイの8人のうちニック・ワトニー(米)だけが有資格者とあって、出場権争いは混戦模様となっている。

 そんなサバイバルレースの渦中には、全米オープン2勝のレティーフ・グーセン(南ア/8位タイ)、崔京周(韓/8位タイ)のような実力者たちも混じっており、激戦は必至。米国の首都・ワシントンD.C.にほど近く、全米オープン開催経験もあるコースでの戦いから目が離せない。

 また、3月31日の腰痛手術以来、治療とリハビリに精を出していた元世界ランクNo.1のタイガーはボギーが先行しながらも、必死で巻き返して3オーバー74。一緒にラウンドしたジョーダン・スピース(米)や、ジェイソン・ダフナー(米)、ジャスティン・ローズ(英)らと並ぶ83位タイと出遅れたが、それでも徐々に試合勘を取り戻しつつある。

 尚、日本勢は出場していない。

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