ボミが記録的Vへ首位タイ浮上! 鈴木は4打差追い付かれ最終日へ
2016年8月27日(土)午後5:54
国内女子ツアーのニトリレディスゴルフトーナメントが27日、北海道の小樽カントリー倶楽部で第3ラウンドの競技を終え、4打差2位タイから出た昨季覇者イ・ボミ(韓)が首位タイに浮上。前日単独トップの鈴木愛と通算7アンダーに並んで最終日を迎えることとなった。
記録的勝利に女王が大きく前進した。首位と4打差スタートで序盤から伸ばしたかった3日目、2番パー4でダブルボギーと立ち上がりでつまずいたイ・ボミだが、5番から3連続バーディ、さらに14番までに2度の2連続バーディと一時首位に抜け出す猛チャージ。ピンチを迎えた16番パー4も4オンからボギーでしのぎ、「68」の好スコアで出場3戦連続優勝、そしてツアー史上最速(146試合目)の20勝達成に近づいた。
後続と4打差の首位から出た鈴木は、前半2番からの3連続ボギーが響き、3バーディ、3ボギーのイーブンパー72と足踏み。今季2勝目のかかる最終18ホールへ余裕はなくなった。以下、逆転圏内の2打差3位タイにつけたのは、ともに今季1勝のキム・ハヌルと全美貞(ともに韓)。2週前に今季初勝利を挙げた笠りつ子と藤田さいきが3打差5位タイに続いている。
そのほか、香妻琴乃が通算3アンダーの7位。昨季2位の渡邉彩香は3アンダー69で通算1アンダーとし、青木瀬令奈、茂木宏美と8位タイに並んだ。一方、昨季大会ローアマの小祝さくら(飛鳥未来高3年)は通算7オーバー43位タイに後退となり、勝みなみ(鹿児島高3年)がアマチュアトップの通算5オーバー38位タイにつけている。